No.84

＊＊＊タキシードの小物合わせ＊＊＊

「妻が最初にくれたネクタイを式のどこかで使いたいのですが。」
タキシードをオーダーされた新郎様がそんな素敵な申し出をされました。

新郎様、新婦様、プランナーさんを交えて挙式、披露宴の後のアフターシューティングの時にという事になりました。

実はタキシードの小物は決まりがあります。
□ シャツはレギュラーかウイングカラー
□ シャツはプリーツ付きのドレスシャツか比翼仕立て
・比翼仕立て以外はスタッドボタンで留める
□ ネクタイは黒の蝶ネクタイ
・パーティーでは，クロスタイ、手結びアスコットタイ、リングタイも可
・パーティーなどでは、女性のドレスに合わせてタイカラーをコーディネート
□ ポケットチーフは、シルクか麻の白
□ 黒のサスペンダー
□ カフリンクス、スタッドは黒蝶貝かオニキス（黒）
□ ベスト、カマーバンドを着用
□ 靴は、エナメル内羽根のストレートチップかオペラパンプス。
□ 靴下は黒無地の長めのもの
（出典：日本フォーマル協会 フォーマルウエア スタイルガイド）

フォーマル度が高い場では、これらの決まりは押さえておいたほうがいいと言えます。

主催者が個人か企業や公的なものなのか
主催者側なのか、参列者側なのかによっても
フォーマル度は大きく変わります。

今回は、個人の主催者のウエディングという華やかな場で
新婦様のプレゼントを挙式で身に着けたいという新郎様の想いを大切にする事が
重要だと考えました。

慶事のフォーマルにおいては
ルールを頭に置きながら
想いのある「敢えて」をしてもいいと思います。

「祖父からもらったカフリンクスがしたいけれど、オニキスじゃないとだめですか？」と聞かれたこともあります。

もちろん「ＹＥＳ」です。

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