No.120

＊＊＊実写版 冴羽獠はジャケパンじゃない⁉＊＊＊

最近 ネットフリックスで「シティーハンター」の実写版が放映されました。

原作は週刊少年ジャンプに長期連載されていた人気漫画。
ドンピシャ世代のTAROOはもちろん全巻読んでおりました。

コミックの実写版はビジュアルが具体化されているだけに
「う～ん。想像とちょっと違うなぁ。」と思う事も多いのですが

今回は思い切り楽しめました！

何というか勢いがある。
ドンと来い！的な。（〇〇〇〇ダンスしかり）

実は実写版はそれ以前にもあったようで調べてみますと

・1993年 香港 ジャッキー・チェン氏
・2021年 フランス フィリップ・ラショー氏

そして今回が
・2024年 日本 鈴木亮平氏となっています。

一つ気になった事といえば
ファッションです。

香港映画・フランス映画で冴羽獠は
ジャケパンスタイル。

80年代全盛のアルマーニ風のソフトジャケット
赤いピタっとしたTシャツをタックイン
ピタピタスリムなテーパードジーンズ

しかし今回の冴羽獠はジャケパンじゃない。
洋服屋としては気になるところでございます。

いろいろ調べてまいりますと
どうも原作はブルゾンやコートが多かったようです。

アニメ版になった80年代にその時代のファッションを反映し
ソフトジャケットにスリムタイトという
ジャケパンスタイルがイメージとして定着したようです。
舞台が平成の新宿になった今回は
バブル期のジャケパンスタイルはコスプレ感がでるという事で
ベージュのコートを羽織ることになったそうです。

今のジャケパンスタイルは
肩パットや裏地がなく軽い仕上がりですが
80年代ほどオーバーサイズではなく
ほどよいフィット感になっています。

パンツはピタピタというよりはストレート
丈もノークッションからワンクッションくらいが主流になっています。

作品の中の登場人物の服装を見ていますと
「この時代を設定しているんだろうな。」とか
「主役のレベルアップとともに洋服も上質なものになっているな。」とか
洋服屋の映像鑑賞はこんな感じになるのでございます。

ともあれ日本のオフも
かっこいいジャケパンスタイルであふれますように！