No.38
***秋は軽快に***
癒しのオーダースーツ屋カンパネラのTAROO.でございます。
朝、肌寒い空気にぶるっと震えながら窓を開けますと、すがすがしい秋晴れがひろがっております。
日本の夏は高温多湿なので、秋の移動性高気圧が乾燥した空気を運び、より秋を清々しいと感じるのだと言います。確かに汗かきな私にとって、この時期は一番過ごしやすい季節です。
さて、今回はベストとパンツです。
個性的なこの生地はヴィンテージで、「少々クセ強め」ではございますが、「お客様のお好みなのでは?」と思いおすすめいたしました。
個性的な生地に、ボタンとベスト背中のワインレッドがいいアクセントとなり、お客様にしっくりくる一着となりました。
さて、ベストは、米国で「ベスト」、英国では「ウエストコート」、仏蘭西では「ジレ」、伊太利では「パンチオット」と呼ばれています。日本ではベストが一般的です。
ベストが便利なアイテムであることは、インスタグラムでお話させていただきましたが、ビジネスでベストをお召しになる時に気を付けたい3つのポイントがございます。
□アンボタンマナー
スーツのジャケットと同様、ベストの一番下のボタンもとめません。
□ベストを着るときはパンツにはサスペンダー
ベルトをするときは、ベストからベルトやベルトループが見えないようにします。
□ベストからシャツのエリがでないように
エリの跳ね上がりが気になるときはスナップダウンをおすすめしています。
ちょっとした事のようですが、このポイントを押さえているか、押さえていないかは印象に大きな差ができます。
さりげなく、隙のないダンディでまいりましょう。